Windows 11のコマンドプロンプトでセーフモードを有効にする方法

コマンドプロンプトからセーフモードを有効にする手順

1. コマンドプロンプトを管理者として開く

   • スタートメニューを開き、「cmd」と入力します。
   • 検索結果に表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

2. セーフモードオプションの設定

   • コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力します。

     sql
     bcdedit /set {current} safeboot minimal
     

   • このコマンドは、現在のブート設定を変更して次回の起動時にセーフモードで起動するように設定します。

3. システムを再起動

   • コマンドが正常に実行されたら、コンピュータを再起動します。再起動後、システムは自動的にセーフモードで起動します。

4. セーフモードを解除する方法

   • セーフモードから通常の起動に戻すには、再びコマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを入力します。

     bash
     bcdedit /deletevalue {current} safeboot
     

   • このコマンドは、セーフモードの設定を解除し、次回の起動時に通常のモードで起動します。

セーフモードの使用例と利点

• ドライバーやソフトウェアのトラブルシューティング
  セーフモードでは、最小限のドライバーとサービスのみがロードされるため、特定のドライバーやソフトウェアが原因で発生する問題の診断が容易になります。

• ウイルスやマルウェアの削除
  マルウェアが通常の起動時にシステムに影響を及ぼす場合がありますが、セーフモードではこれらのマルウェアを除去するためのツールや手法を使用することができます。

• システムの復元
  システムが起動しない場合でも、セーフモードに入ることで、システムの復元ポイントを利用して以前の正常な状態に戻すことができます。

トラブルシューティングのポイント

• セーフモードで起動しない場合や、予期しない問題が発生する場合は、システムのハードウェアやドライバーの状態を確認し、最新の状態に更新することをお勧めします。

まとめ
コマンドプロンプトを使用してWindows 11のセーフモードを有効にすることで、システムの問題解決に役立ちます。トラブルシューティングの際は、セーフモードの設定と解除の手順を理解し、適切に使用することが重要です。セーフモードでの起動が難しい場合は、他のリカバリ方法を検討することも考慮してください。