Windows 10 セーフモードの起動方法

Windows 10 のセーフモードは、トラブルシューティングやシステムの修復が必要なときに非常に便利な機能です。セーフモードに入る方法はいくつかありますが、BIOS（基本入出力システム）を使って起動する方法は特に有効です。この記事では、BIOSから Windows 10 をセーフモードで起動する方法を詳しく説明します。以下の手順を順に行うことで、セーフモードに簡単にアクセスできます。

1. PC の電源を切る
   最初に、PC の電源を完全に切ります。完全にシャットダウンすることが重要です。PC の電源ボタンを長押しして電源を切るか、電源メニューから「シャットダウン」を選びます。

2. PC を再起動し、BIOS に入る
   電源を入れた後、すぐに BIOS 設定にアクセスするためのキーを押します。通常、このキーは F2、F12、DEL、または ESC です。PC の起動時に表示されるメッセージに従い、適切なキーを押して BIOS セットアップユーティリティに入ります。

3. BIOS 設定メニューでの操作
   BIOS メニューに入ると、画面上に様々なオプションが表示されます。メニューの中から「Boot」または「起動」タブを探します。ここで、「Boot Sequence」や「Boot Order」といった項目が表示される場合があります。

4. 起動順序の変更
   「Boot Sequence」や「Boot Order」を選択し、PC が「USB」や「CD/DVD」ドライブから起動するように設定します。これにより、次回の再起動時に外部メディアから起動できるようになります。

5. Windows インストールメディアの準備
   Windows 10 のインストールメディアを用意します。これには、Windows 10 のインストール DVD または USB ドライブが必要です。このメディアを PC に挿入します。

6. PC の再起動
   BIOS 設定を保存して終了し、PC を再起動します。再起動中に、Windows インストールメディアから起動するように設定されていることを確認します。

7. Windows インストールメディアからの起動
   Windows インストールメディアから起動すると、Windows セットアップ画面が表示されます。ここで「コンピューターの修復」を選択します。次に「トラブルシューティング」を選択し、「詳細オプション」に進みます。

8. セーフモードの選択
   「詳細オプション」メニューから「スタートアップ設定」を選択し、「再起動」をクリックします。再起動後、スタートアップ設定の画面が表示されるので、キーボードの数字キー「4」または「F4」を押して「セーフモード」を選択します。

9. セーフモードでの起動
   PC がセーフモードで再起動し、Windows 10 がセーフモードで起動します。ここでトラブルシューティングや必要な修復作業を行うことができます。

10. セーフモードの終了
    作業が完了したら、PC を通常通り再起動することで、セーフモードを終了します。再起動後、PC は通常のモードで起動します。

これで、Windows 10 を BIOS からセーフモードで起動する方法が完了です。トラブルシューティングやシステムの修復に役立つこの方法を覚えておくと、いざという時に便利です。